ボート・オーナーのなり方

夢の島にある「東京夢の島マリーナ」については、別のところで沢山取り上げていますが、では実際にそこを利用する立場、つまり「ボート・オーナー」になるためにはいったいどうすればいいのでしょうか?もちろんまず重要なことは、ボートを購入する財力です。しかしこのことについて何かアドバイスすることはできません、残念ながら。しかしそれ以外のボート・オーナーになるために必要な情報をできる限りここでお伝えしていきたいと思います。

ボート・オーナーに資格は必要?

ボートをただ所有するための特別な資格というものは特にありません。誰でもボートは所有できます。ただボート・オーナーの多くは自分自身で操船することを前提でボートを所有していて、その場合はボートの操船免許である小型船舶免許の取得が必要になります。小型船舶免許は2つのカテゴリーに分かれていて、海岸から5海里までという海域制限があり、20トン未満、または24m未満のボートまで操縦できるのが「2級小型船舶操縦士免許」です。そして海岸からの距離の制限がなく、20トン未満、24m未満のボートが操縦できるのが「1級小型船舶操縦士免許」になります。

この小型船舶操縦士免許は、一般的にはそれほど難しい資格とは考えられてはいません。合格率は80%以上と言われています。行われる内容は、身体検査、学科、実技となっていて、1級試験には学科に更に上級科目が加わります。

取得するための過程としては通常、教習所で規定の単位を取得し、修了試験を受ける事で国家試験の学科と実技の免除を受け小型船舶操縦士免許を取得する方法と、スクールで国家試験に合格するための講習を受け、国家試験を受験し取得する方法の2通りが一般的です。ただもちろん独学で国家試験合格を目指す方法もあります。しかし日本では法律上、個人で船舶操舵に関わる実技の練習を行うことが極めて難しいため、この方法を選ぶ受験者は殆どいないと言われています。

教習所にかかる費用はまちまちで、10万円から20万円の間ぐらいが相場と言われています。その内訳は学科・実技講習料、受験・免許申請代行料に加え、法定費用となる身体検査料、学科試験料、実技試験料、免許交付印紙代等になります。ご自身の住んでいる場所などからアクセスの容易なスクールをピックアップし、値段などを比較してスクールを選ぶことをお勧めします。

また水産、海洋系の高校を卒業することでも小型船舶操縦士の資格が取得できます。学校のカリキュラムを受けることで講習と見なされるため、別途講習料などは必要ありません。ただし取得はあくまで卒業が条件になります。